各世代の貯蓄に関してとその本質
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昨今、給与が上がらないであったりとか、控除されるものが多くなり
手取りがどんどん減る。
働き方改革で残業が減ったため所得も減ったなどと色んな話が出ているかと思います。
今日はそんな現代の平均的な貯蓄等に関して述べていきたいと思います。
1、各世代の貯蓄平均額及び借り入れ額は?
まず、本質を見ていくよりも前に
厚生労働省の「平成28年 国民生活基礎調査の概況」(2017年6月発表)を見て
確認をしていきたいと思います。
これは世帯主の年齢別で、平均貯蓄額と平均借入額を表したものになります。
29歳以下…平均貯蓄額:154万円、平均借入金額:263万円
30代…平均貯蓄額:403万円、平均借入金額: 865万円
40代…平均貯蓄額:652万円、平均借入金額:862万円
50代…平均貯蓄額:1049万円、平均借入金額:581万円
60代…平均貯蓄額:1337万円、平均借入金額:251万円
このような水準となっています。
尚、ここからわかることでいうと、
30代、40代の借り入れ額が増えておりますが、これはマイホームであったりマイカーであったりとライフイベントが多く発生してくる為ローンが増えているということになります。
一方、貯蓄額も増えているようですが、出世等で賃金そのものが上がったり、
支払うものが徐々に減ってきたりということで50代からは平均貯蓄額も
伸びてきているような状況となります。
さてこのデータを見て皆さんはどう思うでしょうか?
2、貯蓄0円世帯に関して
先ほど見たデータはあくまで厚生労働省の調査内容になりますが、
逆にSMBCコンシューマーファイナンスが2019年1月7日~9日の3日間、
30歳~49歳の男女を対象に「30代・40代の金銭感覚についての意識調査2019」
をインターネットリサーチで実施し、1,000名の有効回答を得た。
その結果として、全回答者に現時点でどのくらいの貯蓄ができているか聞いたところ、「0万円(貯蓄ができていない)」が23.1%となったほか、
「1万円~50万円以下」が24.6%にも回答が集まり、
100万円以下までの合計は60.5%という回答になった。
要するに、貯蓄額が100万円以下という人が多数派となっている。
厚生労働省の数値を見ると、貯蓄ができていない人からしてみれば、
自分の世代の他の人はこんなに貯蓄できているのにとか思ってしまうでしょう。
しかし、実態としては、100万円以下の貯蓄という人が60.5%くらいなのかもしれません。
その逆もしかり、アンケートで貯蓄ができていないという回答が多いのにも関わらず、実際は貯蓄できている人が多い場合もある。
こういう数値のずれは、結局のところ有効回答である人の層によるものとなります。
どういうことがというと次に記載してきます。
3、有効回答の層に関して
例えば、こういう調査というのは無作為に調査対象を選び、回答をしてもらっている場合がほとんどかと思いますし、厚生労働省等であれば、全世帯に向けてアンケート用紙を出している可能性もあります。
しかし、こういう調査に回答する方と回答しない方という心理状況を考えてみましょう。
例えば、自分に貯金額が無い方であれば、何となく『後ろめたい・恥ずかしい』とか
そういう府の感情を抱く方もいませんか?
逆に貯金が結構あると思っている方からしたら『調査に協力してやろう・自尊心』等
それ以外の場合もあるでしょうが、こういった感情の場合もあります。
私がここで言いたいのは、結論として、
『全世帯の正しい情報はわからない』
という事です。
実際に回答をもらった層によって結果はだいぶ変わってきます。
では、どのようなマインドでいたらいいのかを最後に結論として述べます。
4、結論
では、結論ですが、私が言いたいことは
『情報に流されすぎるな』
という事を言いたいと思います。
貯金が今現在無いとかそういう方がこれを見ると、何となく落ち込んだりと
そんな気持ちになる方もいると思います。
でも、実際に調査アンケートで取れた方たちがこういう層であったというだけで、
同年代の人がすべてそういうことではありません。
一切気負う必要はないのです。
今日はこのような本質としての部分について簡単に記載をさせていただきましたが、
昨今の情報はいいものもあれば悪いものもあります。
自分の気持ちおを上げてくれるものもあれば下げるものもあります。
要はその中から自分に合った自分の為の情報を得るということにフォーカスし
生活をしていくべきだとおもいます。
自分らしくありのままで生活できるような環境になればいいですね。
拙い文章でしたが、本日もありがとうございました。